気になる相手が自分のことをたくさん話してくれるのはうれしいもの。
もしかしたら好意をもっているのではと期待してしまうからだ。
しかし、手放しで喜べないケースもある。
たとえば、その日の出来事や、自分の気持ちを事細やかに語られる場合の時。
語ってる相手の心理は「相手も自分に関心をもってくれているはず」と信じ込み話し続けてしまうのだ。
裏を返せば自分に関心をもって当然というメッセージを発信しているようなもので、相手を自分の都合のいいように動かしたいという支配的な気持ちが見え隠れしている。
また自分のことに限らず全般的におしゃべりな人には強い依存心が隠れている事もある。
精神分析学者フロイトは母乳を吸って育つ乳児期を口唇期とよんだ。
いわば、感覚思考のほとんどが口唇に集中している時期、この時期に十分に欲求が満たされないと大人になってからも喋る、食べるといった口への刺激を求めるようになる傾向がある。
依存的、受動的で愛されたいと強く望む性格になる。
※フロイト
無意識の存在を発見し精神分析学を打ち立てたことで知られる。20世紀の心理学史において重要な人物である?
※口唇期
フロイトが提唱した性的発達段階の一つ。
唇や口で乳房を吸う事を楽しみ乳幼児期。
話からわかる心理
自分のことを細かく話す
自分に関心をもって当然という支配的な気持ちが隠れている可能性大。
話に興味をもたれないと相手から怒りを覚えることもある。
一方的な会話
一方的に話をしてしまうのは沈黙を恐れる気持ちから相手に質問を投げかけることを忘れている可能性も。
おしゃべり好き
単に社交的である場合もあるが強い依存心が隠れている可能性もある。
ウワサ話が好き
特に女性は、まわりと協力して自分たちの身を守りたいという心理からウワサ話を好む。
また、ウワサ話をすると不安やストレスが緩和され快感を覚えることができる。